あいさつ(平成26年12月1日)

こんにちは。小牧市長の山下しずおです。
皆様には小牧市政の運営に対し、あたたかいご理解ご支援を賜っておりますことに、心より感謝申し上げます。

さて、私は、4年前の平成23年2月、時代の要請に応える市政改革の必要性を訴えて小牧市長に就任いたしましたが、早いものでもうすぐ1期4年の任期を全うすることになります。
4年前までの市政は、全国的な高齢化や人口減少の問題は他の自治体の問題といわんばかりに、小牧市の財政の豊かさを強調し、平穏無事で、取り立てて大きな問題は何もない市政というような認識の流布が蔓延しており、危機感がなく、将来を見据えたとき本来必要となる改革に取り組んでいない状況でした。私が就任してから改めて見渡しますと、選挙でお訴えした通り、これまで十分に認識されず放置されてきた様々な課題が山積みになっている状態でありました。
そこで、私は就任以来、小牧市の今と将来のために地域の課題に真正面から取組み必要な改革を断行する「改革と創造の市政」を掲げ、市民の皆様の声を聞き、知恵をお借りしながら、小牧市のために可能な限りの努力を傾注してまいりました。
「市政4年間の実績」に記載しました通り、私はこの4年間で様々な施策について実現してまいりました。手前みそになりますが、あえて申し上げますと、市民病院の建替整備など一部を除いて、ここに記載されている事柄のほとんどは私が就任してから指示して事業化してきたものであり、前の市政の継続の中では実現し得なかったものであります。

この4年間で実現してきた施策の主なものを申し上げますと、
「市民生活」の分野では、市民相談窓口の充実や、都市計画税の税率引き下げなど。これは減税であります。

「教育・子育て」の分野では、オリンピック選手などのトップアスリートが各小学校の教壇に立ち、夢を持つことや諦めず努力し続けることの大切さなどを伝える「夢の教室」の開催、保育園および児童クラブの時間延長など。また、取組みを始めているところでありますが、向こう2カ年で小中学校のエアコンや防犯カメラの整備を進めていくことといたしました。

「健康・福祉」の分野では、市独自の人間ドック制度の創設や、高齢者肺炎球菌ワクチンの助成拡充など。

「交通・環境」の分野では、高齢者の巡回バス無料化や、間内―岩倉間新規バス路線の開設など。現在、市内の巡回バスのルート・ダイヤの見直し作業を進めており、来年と再来年にかけて、原則1時間に1本の運行を目指して巡回バスの大幅な拡充・利便化を予定しております。

さらに、「地域活性化」の分野では、市民の皆様には市内で買えるものは市内で買って頂き、市民の皆様とともに地域の小規模なお店を応援していくことを意図した、市内限定の「こまきプレミアム商品券」の発行や、企業誘致の強化を目指した「地域活性化営業部」の設置など。市役所に営業部があるのは全国的にも珍しいかと思いますが、受け身ではなく行動する市役所を目指した職員の意識改革を進めています。

最後に、「行政改革」ですが、就任以来4年間で約25億円の行政改革効果を実現しました。歳出削減では、公共施設の電力購入を入札化したり、課長補佐職の原則廃止方針を打ち出すなど、スリムで効率的な行政への転換を進める一方、新たな歳入確保策として、歩道橋の命名権の販売や、特に昨年創設した「こまき応援寄付金制度」によって、これまで年間3件程度だった1万円以上の寄付が、昨年度2千件以上、今年度もこれまでに既に2千件を越えるなど、様々な工夫・努力を行った結果であります。
小牧市は現在も健全財政を堅持しています。市の財政における貯金に相当する「基金」は庁舎をはじめ牧小・味中の建替えなどで約50億円減少しましたが、一方で、借金に相当する「公債費」も約60億円減少させています。

このように、4年前の私のマニフェストでお約束した施策については、90%以上の項目で、実現、事業化ないしは事業中となっています。
注目をされました「市長の多選自粛条例」は残念ながら議会での否決により成立していないものの、「市長の退職金の半減」、さらには「議員定数の一定数の削減」も議会のご尽力によって実現することができました。

以上、もとより100点満点の市政とは申しませんし、変革には少なからず摩擦がつきものであり、多様な意見があることも承知をいたしておりますが、微力な私なりに全力を傾注し、市民の皆様や市議会の皆様ならびに多くの職員の皆さんの知恵やお力をお借りしながら努力してまいりました結果をご報告申し上げるものであります。

現在、2期目に向けてマニフェストを製作中ですが、これからの市政運営の基本的な方針については、私の下で本年3月に策定しました「第6次小牧市総合計画 新基本計画」に記載してある通りであり、“夢・チャレンジ 始まりの地 小牧” の地域ブランドコンセプトの下、3つの都市ヴィジョンに行政改革を加えた4つの柱を機軸として、市政を着実に前に進めていく考えです。
この「改革と創造の市政」を決してここで終わらせるわけにはいかない、さらに力強く前進させなければならないと、2期目に向けて決意を新たにしております。

私は、今後とも誠心誠意、市民の皆様の声を聞き、市政に全力を傾注してまいりますので、皆様には、是非とも格別のご理解とご支援を賜りますよう、改めて心からお願い申し上げます。
平成26年12月吉日