政策の解説

“改革と創造の市政”4つの柱

「住みたい」「住み続けたい」将来にわたって輝き続ける小牧市を創造していくために、私山下史守朗は3つの「都市ヴィジョン」を描き、それに「行政改革」をプラスした4つの柱によって、戦略的な市政運営を進めようとしています。

これからの最大の課題と言っても過言ではない「高齢化問題」に対応し、「歳を重ねても安心して暮らし続けることができる地域づくり」を進めます。
一方、「高齢者支援」など市民福祉を充実するためには将来にわたって財源を確保していく必要があり、「行政改革」「地域活性化」「こども・子育て支援(→若者・子育て世代の定住化対策)」に全力で取組み、小牧市の活力を今後も維持・向上させていきます。
しかし、それだけでは十分ではありません。国の予測では、高齢化率は今後40年以上にわたって上昇を続けると予想されており、市民ニーズも一層多様化する中で、いかに財源を確保したとしても、かゆいところまで手が届く市民サービスを全方位で展開していくにはおのずと限界があります。
そこで、小牧市では、地域で市民同士が互いに助け合い支え合っていく「支え合い共生都市」の実現を目指し、地域協議会の創設をはじめ、ボランティアなどの地域支え合い活動の活性化を進めていくこととしています。

以上、「高齢者支援」「行政改革」「地域活性化」そして「こども・子育て支援」。これら4つの柱のもと、様々な施策が相互に連携して、全体として「住みたい」「住み続けたい」小牧市の創造につながっていく、私山下史守朗の「改革と創造の市政」に、皆様の力強いご支援を心からお願い申し上げます。

高齢者支援

高齢化が急速に進む中、地域の最大の課題は「歳を重ねても安心して暮らし続けることのできる地域づくり」です。そのため、私は、一人暮らし高齢者等への昼食宅配事業を週3回から週5回に拡充するなど、高齢者福祉・見守りの充実に力を注いできました。

また、私の進める「改革と創造の市政」においては「国や県の取組みを待つのではなく、市として主体的に地域の課題解決に真正面から取り組むこと」を方針として掲げており、市政戦略本部に「高齢者福祉医療戦略会議」を立ち上げ、医療・介護・福祉の各分野の専門家や市民に集まって頂き、私自身も議論に加わって、公開の場で車座で2年間にわたって議論を積み上げてきました。10年後の高齢者を取り巻く環境を想定し、あるべき理想像と現在の延長線上の未来とのギャップを明らかにして課題を整理した結果、市として最優先で実現すべき分野として「在宅医療の推進」と「ボランティアによる支え合い活動の充実」などに重点的に取り組むこととなりました。
現在、安心して暮らし、最期まで自分らしく生きられる地域づくりを目指して、市内の医療・介護・福祉の連携体制の構築に向けて事業を推進中です。

また、先ほど申し上げましたように、高齢者の移動の足の確保を図る必要があることから、市内の公共交通の充実にも力を入れて取り組んでいます。

さらに、小牧市では、地域で市民同士が互いに助け合い支え合っていく「支え合い共生都市」の実現を目指し、地域協議会の創設をはじめ、ボランティアなどの地域支え合い活動の活性化を進めていくこととしています。
高齢社会を乗り越えるヒントのひとつは「元気な高齢者の活躍」にあると思います。元気な高齢者の皆様のお力を少しお貸し頂いて、助けを必要としている高齢者や障害者の皆様を地域全体で支えていく。そんな、市民の皆様の「元気」と「支え合い」が相互に循環する、優しさ温かさに満ちた活力ある小牧市の創造に向かって、是非とも皆様のご理解ご支援ご協力をお願い申し上げます。

(小牧市の高齢化の状況)
我が国が本格的な少子高齢化・人口減少時代を迎える中、小牧市の高齢化率も21%を越え、もはや5人に1人が65歳以上という状況となりました。市内の高齢者の数・割合とも急速に伸びており、このまま推移すると、あと6年ないし7年のうちに25%を越え、4人に1人が65歳以上になると見込まれています。70歳以上の人口も、来年には人口の1割を突破しそうな勢いです。

地域活性化

私が就任する以前の小牧市は、産業振興について明確な方針や計画を持たず、近隣他市にはある企業立地補助制度も持っていませんでした。
 しかし、小牧市は、昭和30年に全国に先駆けて「工場誘致条例」を制定し、昭和34年の伊勢湾台風を経て、名古屋空港を有し東名・名神・中央の3大ハイウェイの結節点である地の利を活かし、内陸工業都市として発展してきましたが、中部国際空港が開港するとともに東海環状自動車道など中部圏域のハイウェイ整備が進展し、小牧市の地の利という優位性は相対的に低下していると言わざるを得ません。こうした中、昭和30年代に立地した企業の設備の老朽化や狭隘化、周辺宅地化による相隣環境の悪化などから、設備更新にあわせて市外に移転する企業も出てきています。
そこで、私は、市政戦略本部に「産業立地戦略会議」を立ち上げ、市内の事業者や専門家を交えて、小牧市の産業振興と企業立地政策のあるべき姿を議論し、「小牧市企業新展開支援プログラム」をまとめました。
企業立地促進補助制度の創設をはじめ、企業支援メニューを倍増し、県下トップクラスの産業振興制度を整えるとともに、企業誘致のための事業用地の確保策などを進めています。

また、小牧山城築城450年記念事業を契機として、小牧山の歴史的価値を広くPRし、市内外からの来訪者を増加させる観点から、文化庁の許可を得て史跡センターの建設に着手しています。

さらに、中心市街地活性化に向けて、これまで永年放置されてきた駅前A街区に、官民連携の新しい図書館の整備を決定しました。これまで図書館に縁がなかった市民をも引き付ける魅力と付加価値を備えた新しいスタイルの図書館をつくり、中心市街地の活性化の出発点にしてまいります。

行政改革

歳出削減努力と新たな歳入確保策の展開の両面作戦により、就任以来4年間で約25億円の行政改革効果を実現しました。

歳出削減では、公共施設の電力購入を入札化したり、課長補佐職の原則廃止方針を打ち出すなど、スリムで効率的な行政への転換を進める一方、新たな歳入確保策として、歩道橋の命名権の販売や、特に昨年創設した「こまき応援寄付金制度」によって、これまで年間3件程度だった1万円以上の寄付が、昨年度2千件以上、今年度もこれまでに既に2千件を越えるなど、様々な工夫・努力を行った結果です。

毎年の経常的な経費についても6.5億円の行政改革効果を得ています。これはすなわち、毎年毎年6億5千万円ずつお金が浮いてくるということを意味しています。
私は、プレミアム商品券事業をはじめ様々な地域活性化策や福祉の充実、企業誘致への補助など小牧の未来への投資を行っていますので市の財源を心配される方もおられるかもしれませんが、それはこのように行政改革で生み出された財源をも有効活用しているものであり、ご心配には及びません。

この4年間で、小牧市の基金(貯金)は50億円減少しましたが、その主な理由は市役所本庁舎の建替え、及び小牧小・味岡中の建替え事業によるものであり、私のマニフェスト事業等によるものではありません。(しかも財政調整基金は減らしていません)
一方で、公債費(借金)の方も約60億円減少しています。すなわち、貯金は減りましたが、それ以上に借金も減っているのです。
小牧市は現在も健全財政を維持しており、今後もしっかりとした舵取りを行ってまいります。

また、大きな問題として公共施設の老朽化問題があります。
この問題についても、私が就任するまで小牧市では課題として取り上げず放置されてきた問題です。これは全国的に問題となっており、小牧市においても人口急増期に建設された多くの公共施設が今後一斉に建替時期を迎える中、その費用が大きな課題となってきます。
そこで、私は、まずは市の保有する公共施設の現状を詳細に把握するため、昨年来、公共施設白書の作成に取り組み、先月発表いたしました。市内のおよそ2百30の施設の配置状況、利用状況、維持管理コストなどを詳細に調査したこの白書で明らかとなったことは、今後40年間の間これらの施設を全て使い続けようとすれば現在と比べて2.4倍の経費が必要となること、言いかえると、今と同規模の予算で賄うこととすると6割の建物は建替えができないということです。これは衝撃的な数字であり、大きな危機感を持たざるを得ません。
現在、全ての施設の劣化診断を並行して進めており、今後2年間をかけて、公共施設の在り方について長期を見据えた基本方針と長寿命化計画を策定し、将来的な統廃合の可能性も含めた施設配置計画の策定も検討してまいります。

こども・子育て支援

現在、小牧市は、「誇りや愛着が持てるまち」「住みたい・住み続けたいまち」を目指して、地域ブランド戦略を進めており、目指すまちのイメージである「都市ブランドコンセプト」を“夢・チャレンジ 始まりの地 小牧”としています。それは、市のシンボル小牧山が、戦国の乱世にあって斬新な発想、革新的な挑戦によって時代を切り拓いた織田信長公が天下統一の夢への第一歩を踏み出した地であることに由来しています。

そして、小牧市は、夢・チャレンジの象徴であるこどもたちの夢を育て、夢へのチャレンジを、市民の皆様とともに、まち全体で応援することとし、教育環境の整備や子育て支援をさらに充実させる、「こども夢・チャレンジNO.1都市」を目指しています。

こう申し上げますと、年配の皆様からは、自分たち高齢者には関係ない事と思われるかもしれませんが、決してそうではありません。若者や子育て世代が小牧市に移り住み、定住することは将来にわたる都市の活力につながることであり、高齢化対策に直結することだからです。

さらに、この都市ブランドコンセプトには、「こどもを軸に 世代を越えて つながっているまち」をつくっていこうという想いが込められています。「こどもを軸に 世代を越えて つながっているまち」を目指すことは、高齢者も含めて全ての市民が暮らしやすい、あたたかい支え合いのまちづくりにつながるものと確信しています。